第3回ローンボウルス大会


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第3回ローンボウルス大会報告



北海道でのローンボウルス大会も今年で3回目を迎えました。2002年の札幌での全国移植者スポーツ大会が雨でローンボウスルができず、日本一のローンボウルス場のである茨戸カントリークラブでプレーをしたいという思いからこの大会は始まりました。

第1回は、関東、東海、近畿から20名以上の参加があり大きな大会となりました。しかし翌年は、東海からの参加が一人となり、今年は0。関東も今年は一人となり、近畿がかろうじて六人参加と毎年参加者が減っています。特に今年は、世界移植者スポーツ大会もありスケジュール調整やお金の面で大変だったのかなと推察しています。
 今年は、天候不順で全国移植者スポーツ大会も雨にたたられた。10月11日、週間天気予報を見ると札幌は、15日は、曇り時々雨で降雨確率60%。もう毎日気になり携帯で週間天気予報をチェック、ああ降雨確率70%に上昇。16日は、曇り時々晴れで降雨確率30%、前々日になっても降雨確率60%。「これはちょっと危ないな」。
 いよいよ前日午後2時過ぎ大阪空港に集合。大阪組は、6名で団体料金の適用をクリアー。毎年参加者が減ってちょっと寂しい。天気予報が気になる。2時間後との予報では、夜からの雨が朝の6時頃には上がって、曇りの予想。でも降雨確率は50%とまだ高い。午後3時発の全日空機は、一路北海道へ。
 新千歳空港は、やはり雨だった。ああ予報通り。エアポートエクスプレスで札幌に、着くと雨は、やんでおりおおラッキー。明日も幸運を祈る。大阪組は、歩いてホテルへ。
 北海道キドニー会の小田さんが迎えにきて7人で食事に。すすきのまで歩いて小田さんが見つけてくれた和食のお店へ。若い女性に人気のあるお店でしゃれた和風の作り。通されたところは、窓から1階が見通せる2階の個室でちょっとゆったり。雰囲気は十分。そして飲み放題で3千5百円とこれまたリーズナブル。お刺身もおいしいし。量は女性向けと言うことなのか少し少ないが、味は満足。飲み物の種類も多く、ウイスキのラインアップに「ジャックダニエル」も入っているなど、なかなかのもの。1年ぶりの北海道みな食も話も弾んだ。夜九時を過ぎお開きとなったが、大阪組は、小田さんと別れてホテルへ帰る途中、「やっぱり仕上げはラーメンでしょう」と寄り道「ああ美味しかった」空も雲が切れてきたようで、「あした天気になーあれ!」。


朝、7時起床。カーテンを開ければ、「おおお、青空」ちょっと雲は多いが、絶好のローンボウルス日和。9時にレンタカーを借りて、茨戸へ。残念ながら充ちゃんは、透析へ。来年は、前日の夜に透析しようよ。
 茨戸カントリークラブには、迷わず到着、これも最新兵器カーナビのおかげ。地元組も続々集合。ととと唯一関東圏からの参加の星さんの迎えが未。行き違いで一人札幌においてきぼり。(彼は、飛行機嫌いで今年も夜行)それではと、教育大学前までレンタカーで迎えに行き、これで全員集合。今回の参加は、地元も合わせ14名だった。


 今回初めて参加の人もいて、ベテランと初心者の組み合わせで抽選対戦相手を決めた。私は、初心者としてなにわ観光の北嶋さんとペア。今回初めて参加の家内は、小田さんの奥様のお兄さん蛸島さんとペア。蛸島さんの足をひっぱらなければ良いが・・・
 我々のペアは、予選リーグ2引き分けで何とか4位で決勝リーグへ進出したが、優勝候補と言われた星、渡邊組は、5位で最下位決定リーグへ行く番狂わせ。家内は、ななんと2勝し1位で決勝リーグへ、組んだ相手の蛸島さんは、このローンボウスル場の常連とのこと、足をひっぱらないで良かった。ちなみに小田さんご夫妻も、時間があると毎週この茨戸でローンボウスルを楽しんでいるとのこと。ああうらやまし。何がって、仲の良さと時間の余裕でしょう。
 お昼ご飯は、お弁当(これはまずまず)、そしてデザートは、小田さんの奥様お手製の洋梨のワイン煮とスイートパンプキン。どちらも絶品です。私は、体重を気にして洋梨2つにスイートパンプキン1つで我慢。家内は洋梨もお代わりし私の倍いただいていました。毎年、美味しいデザートやコーヒーなどご用意いただき感謝、感謝です。
 午後は決勝リーグ。我がチームは、相変わらず調子が出ず、お互いミスを重ねて自滅。全敗で決勝リーグ最下位となり賞品なし。家内と蛸島さんペアは、午後も快調に勝って、どうどう優勝。えー!初めてローンボウルスやって優勝。また頭が上がらないことが一つ増えてしまった。


モエレ沼公園

雨は全く降らず、晴れたり曇ったりと暑くも寒くもなく素晴らしい秋日和だった。ローンボウルスは、2001年の世界移植者スポーツ大会の種目となり、それ以後少しずつ愛好者が増えてきている。今年の東京での全国移植者スポーツ大会でも、行われた。今後も全国移植者スポーツ大会では、できる限り開催して行きたいと思っている。それに加え参加者が少なくなったとは言え、この日本一のローンボウルス場がある北海道の茨戸での大会の開催して行くつもり。でももっと参加者が増えると良いなあ。

 

北海道でのローンボウルス大会の楽しみは、大会以外にもいっぱいあります。北海道の日暮れは早いので、少し早めにローンボウルスを切り上げ、今年完成したモエレ沼公園へ。日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれたイサム・ノグチ。彫刻家で照明器具や家具のデザインもしているので、殆どの方はご存知だと思いますが、彼が最後に残した作品がモエレ沼公園。モエレ沼公園は、札幌市の郊外にあり、札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという、「環状グリーンベルト構想」における北部平地系緑地の拠点公園として計画され、広さはモエレ沼の水面を合わせて189haと広大です。
イサム・ノグチは30歳のころ公園のプランを持っていて、ニューヨーク市に提示しましたが実現には至らなかった。彼が亡くなる8ヶ月ほど前の1988年3月30日、札幌市の要請に応えて、まだゴミ捨て場だったモエレ沼を、訪れ、マスタープランを作りました。そして17年の歳月を経て今年の夏にグランドオープンしました。
 ちょっと説明が長くなってしまいましたが、地球を彫刻した男の最期にして最大の作品を是非みたいと訪れた。この公園は、立入り禁止もなくどこでも遊ぶことが出来、冬には60mあるモエレ山でソリ遊びも出来るそうです。ちょうど夕暮れ時になり素晴らしい夕焼けも鑑賞できた。札幌に住んでいる人がうらやましい。(でも寒いのが苦手なので、やっぱすむのは遠慮します)
 ちなみに今年この公園のオープンを記念して東京都現代美術館でイサム・ノグチ展(11月27日に閉幕)が開かれていて、11月初旬に家内と見に行きました。圧巻は重さ17トン高さ4メートルある「エナジー・ヴォイド」。身体も魂も引き込まれるような魅力があり、もうこの素晴らしさには言葉がありません。またまた余談でした。
夜は、恒例の「こふじ」での宴会。札幌大会以来ですっかりここのご主人や中居さんとも顔なじみ。今回は遠方からきたということで今まで見たことがないような大きな毛ガニを2匹サービス。そのあとも出るは出るは、次から次へと北の海の幸。美味いこと美味いこと。もう本当に堪能しました。(飲み放題で5千円安い安い)
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