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神戸大会が開催される
平成12年9月9日神戸市しあわせの村に於いて、来年開催が予定されている第13回世界移植者スポーツ大会のプレ大会として、ミニアジア大会として第19回全国移植者スポーツ大会が開催された。おりしも台風の接近に伴い雨天が予想され、前日の夕方から降り出した雨に開催が危ぶまれたが、当日は雲ひとつ無い好天に恵まれ、予定通り開催された。
今大会は、来年に世界大会をひかえ、多くの方々の注目を浴び、テレビ、新聞社など多くのマスメディアが取材に訪れ、当日の昼のニュースから随時報道がなされた。また、ボランティアとしての協力希望も多く寄せられ、神戸アスリートタウンクラブ、大阪移植の会、兵庫腎移植の会、JATAC兵庫(ジャパン・アスレチック・トレーナーズ兵庫)といった団体や、個人での参加が見られ、総勢60名以上にのぼった。競技員(審判など)の協力も多く、実際に競技遂行するだけで無く、来年の大会に向けての参考にと見学にみえる方々もかなりおられ、70名以上が会場を訪れた。
大会参加者も今まで以上に多く144名あり、この他に海外からはフィリッピン2名、タイ1名、ベトナム1名、マレーシア2名、香港2名、オーストラリア2名、ニュージーランド1名、計11名(他に移植者以外4名)の参加があり、全参加者は155名であった。
今大会では、世界大会の種目である、テニス、ローンボウルスが初めて行われた。テニス競技には、前回の世界大会金メダリストのカレンさん(オーストラリア)も参加した。ローンボウルスはまったく初めての競技であり、日本ローンボウルス協会のご好意で、ゲームに先立ち丁寧にルール、競技のしかたをご指導いただいた。大会は開始時間を少々遅れて、9:20分より開会式が行われた。選手入場の後、松本節美さん(兵庫県)の開会宣言により開会された。主催者を代表して日本移植者協議会会長鈴木正矩が挨拶を行い、兵庫県県民生活部健康福祉局医療課長太田稔明氏、神戸市保健局参与藤井良三氏から、ご祝辞をいただいた。時間の関係からご祝辞を頂戴できなかったが、財団法人神戸市体育協会山田副会長、こうべ市民福祉振興協会しあわせの村事業部竹入常務のご出席をいただいた。競技説明を大久保理事長から行い、小形和貴さんによる選手宣誓が行われた。続いて元400メートル日本代表の山田明仁さんの(アスリートクラブ)指導で、参加者全員がグランドいっぱいに広がり準備体操を行った。
9:50分開会式を終了し各会場に分かれて午前中の競技、卓球、テニス、水泳、ローンボウルス、ゲームスリーが始まった。各競技とも熱戦が行われたが、ニュースポーツとして行われたゲームスリーは年齢、体力に関係なくゲーム感覚で三種類(ビーンボウリング、シャフルボード、クロリティー)の競技の合計点で競われた。
午後からはバドミントンと陸上競技が行われ、いつものように3kmラン&ウォークで競技を終了した。(競技記録は別掲)
表彰式・懇親会は場所をしあわせの村研修館に場所移し、18:30分より行われた。いつのもごとく東邦大学腎臓科講師の相川厚先生による乾杯の発声でパーティーが始まった。
予定参加者を大幅にオーバーして200名以上が参加し、会場いっぱいに交歓が行われた。
卓球からはじまった表彰式は、メダルの贈呈のたびに会場からの賞賛の拍手がさかんに送られた。海外からの参加者もいっしょに表彰され、国際色豊かなものとなった。
イベントとして世界大会のテーマソングを作詞作曲してくださった村井敏朗さんのミニコンサートが組み込まれ、いつものビンゴ大会へと移った。ビンゴ大会には商品をたくさん用意したが、パーティー参加者が多くせっかくビンゴになっても商品が受け取れなかった人たちも出たが、楽しく過ごした2時間あまりの時間であった。予定通り20:45分終了した。
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