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第14回全国移植者スポーツ大会


2005年9月23日(金)・24日(土)
会場:国立オリンピック記念青少年総合センターほか
 今回の大会は、13年ぶりに東京へ戻ってきました。前回の大会は日本移植者協議会が発足1年で、まだ日本腎移植者協議会と称していた時でした。それでも北区王子の東京都障害者総合スポーツセンターに全国から60名の移植者が集まりました。今年は、関東甲信越支部を上げて1年以上前から取り組み、過去最大の大会を目指しました。また新たな取り組みとしてノバルティスファーマ株式会社のご協賛を得て、移植を受けた子供たちを対象とした「ノバルティス・ギフト・オブ・ライフカップ」を行いことになりました。
 いつもの年より早めに昨年から準備を進め、施設関係や競技団体との交渉は、概ね順調に行きましたが、一番重要な青少年総合センターとの交渉は、独立行政法人とは言え官公庁そのものの対応には大変苦労しました。最近の官公庁の方がもっと柔軟では、とも感じました。これらの問題は、日本移植者スポーツ協会の会長の小野先生のご尽力によりほぼ解決し、こちらの考えていたような形で大会を開くことが出来ました。

参加者は、移植者:126名 移植希望者:6名
  うち海外選手:11名 (オーストラリア・フィリピン・タイ)
            心臓移植10名(4名)、肝臓移植12名(3名)
            肺移植3名、膵腎移植1名、腎臓移植97名(4名)
            骨髄移植3名(カッコ内12歳以下)
            家族その他: 54名   合計184名(うち海外:5名)
            ドナー家族:7名
以上のように、名古屋大会(ソフトボール大会と同時開催)を除き、単独大会としては、過去最高になりました。
第14回全国移植者スポーツ大会
9月23日(金)
午後2時からのテープカット終了後、急いで高田馬場ビックボックスへ。午後3時30分からは、ボウリング競技の開始。レーンコンディションが悪いのかあまり点数が上がらない。世界移植者スポーツ大会の男女チャンピオンの野口さん、郭さんがともに3位となる大波乱。今年初めて行なった12歳以下の子どもを対象とするノバルティス・ギフト・オブ・ライフカップ参加の子どもたちも言葉は通じないが仲良くプレーを楽しんだ模様。

<心臓移植の羽山友菜ちゃん(6歳)と
 オーストラリアのコンスタンティス・
 シィメオナキス君(5歳)>

<肝臓移植の遠藤史隆君(9歳)> <オーストラリアのトーマス君>
<オーストラリアの子ども二人> <おそろいのユニフォームのフィリピンチーム>
ローンボウルスも波乱で優勝候補が相次いで敗れ、北海道の小田さんが優勝。ただ小田さんは日本一のローンボウルス場である茨戸カントリークラブで、最近毎週のように練習しているとのことで、当然の優勝かも。
ゴルフでは、市川毅さんがアンダーパーの69でまわりネット、グロスとも優勝。すごい選手が出てきたものです。是非再来年の世界移植者スポーツ大会に参加して欲しい。
夜は、青少年総合センターで前夜祭。瞬く間に料理も無くなるほどの旺盛な食欲。移植者はやっぱり元気です。翌日の大会の健闘を誓い早めの9時過ぎにはお開きとなった。しかしスタッフは、夜遅くまで翌日の準備、一番の気掛かりは天候。
<前夜祭> <オーストラリア親子二組>

残念なことが一つだけあり、タイから参加したタナラト・マリンスカンティちゃん(8歳)が夕方から体調を崩し、大事を取って慶応病院に入院。結局大会には参加できなかった。幸い病状は回復し、25日には浅草見物をし、翌26日帰国した。

9月24日(土)

朝から雨模様。テニスや陸上競技の実施が危ぶまれる。午前8時過ぎに関係者が体育館に集合、準備開始。今回の大会は、関東甲信越支部の会員が協力し合って1年がかりで準備してきたので、例年よりスムーズに進行。開会式オープン、海外選手を先頭にブロックごとに行進し、最後に今年もドナーファミリーがエミーズソングをバックに行進。今大会には、日本ドナー家族クラブ代表の間澤さんを始め7名のドナーファミリーの方々がご参加くださいました。皆さまお忙しいところいつもご参加戴き、本当にありがとうございました。2001年の神戸での世界移植者スポーツ大会から続いているこの関係をこれからもより深いきずなとして続けて行きたい。

<日本ドナー家族クラブ代表
 間澤洋一さんのご挨拶>

<選手宣誓>

<そろいのユニフォーム岩手青森チーム>

<ドナーファミリーの入場>

我が国では、ドナーとドナーファミリーに対して社会が敬意を払うことがなく、国もこの方々に対し本当に心から顕彰していない。この様な情況が続くかぎり我が国の移植医療の普及はあり得ないことを移植関係者は、肝に銘ずるべきでしょう。
やはり雨でテニスは中止。他の競技は順調に行われた。この大会の良いところは、勝負より楽しみ、どの会場も笑顔がいっぱい。プレーすることが楽しくて仕方がないといった感じ、子どもたちも楽しそう。移植をして元気になった喜びがあふれている。

<ダーツ競技>

昼に少し小降りになり、やみそかなと思われたが、午後1時頃になるとザーと降ってきて、やはり午後の陸上競技は中止。競技場に屋根や待機できる場所がないので仕方がない。

急遽、競技種目を変更してバウンドテニスとインディアカを追加し、陸上競技は、子どもたちの25m走と40m走、立ち幅跳びのみに変更して実施することになった。バウンドテニスはやっぱり昨年のテニスでの優勝者乾さんがバウンドテニスでも優勝。インディアカは、初めての人も多かったが団体競技でもあり、大いに盛り上がった。

25m走の子どもたちも元気に走り、心臓移植を受けた羽山友菜ちゃんのお母さんも友菜ちゃんの走りにびっくり。みんな元気になって良かったね。

<フリスビー投げ>

<バウンドテニス>

楽しく、走り、飛び跳ねた大会も終了。蛍の光りを歌い、手をつないで恒例のニューライフサークルをみんなで作り、そしてフィナーレ。また来年も元気で合おうとお互いの健康を祈りあってさよなら。

<ニューライフサークル>

<閉会式>

夜は、日本移植者スポーツ協会会長であり参議院議員の小野清子先生とノバルティスファーマ株式会社馬場宣行社長お迎えし、お疲れのところ引き続きドナーファミリーの方々にもご参加いただきガラパーティーを開催。
選手のみなさんは、昼間のトレーニングウエアーから思い思いの服装に着替えて参加し、全く違う華やいだ雰囲気。司会は、昨年もお願いした山下りらさん。当日急遽参加する人が増え、あまりの盛況で我々スタッフの椅子がない。予定をお幅に上回って嬉しいけど、ちゃんと会費払ってくれたかな?


今大会では、ノバルティスファーマ株式会社の協賛により移植を受けた12歳以下の子どもたちを対象に国内外から招待しノバルティス・ギフト・オブ・ライフカップを開催した。表彰式では、子どもたちが、かわいい。小野先生と馬場社長にプレゼンターをお願いする。

<日本移植者スポーツ協会会長小野清子参議院議員>

<MVP>

<MIP>


<プレゼンターはノバルティスファーマ株式会社馬場宣行社長>

各競技の表彰に加え今回は、MVPにオーストラリアのトーマス君がMIPに肝移植の遠藤君が選ばれた。また12歳以下の参加者全員に七宝で出来た素晴らしい写真立てが送られた。
参加した子どもたちの素晴らしい笑顔を見ていると移植って素晴らしい、そして生きるってこんなに素晴らしいんだと参加者全員が実感できた。ここ時ばかりは、今までの苦労が報われ我々としても一番嬉しい。
今大会に、ご協力いただいた各競技団体の方々そしてボランティアの方々、ノバルティスファーマ株式会社の社員の方々、そしてご寄付いただいた企業、団体、個人の方々本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。日移協関東甲信越支部の方々お疲れさまでした。
次期第15回全国移植者スポーツ大会は2006年9月16・17日愛知県大府市の「あいち健康プラザ」にて開催の予定です。

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