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いのちの贈り物 臓器移植とは

「臓器移植」と聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。

・命を救う?
・高額な費用が必要?
・誰かの死を待つ?
・自分には関係ない?

 いま、日本にはおよそ14000名の、臓器移植待機者がいます(令和2年3月末現在)。心臓、肺、腎臓、肝臓といった臓器の働きが悪くなり、薬による治療、活動の制限、手術、機械による補助など、現代の医療でできる治療を施してもなお、臓器の回復が望めない状況にある方がいます。
 時間だけが経過し、その先に待っているのは"死"のみかもしれません。

 回復の望めない臓器にかわって、臓器を他の方からいただく、これが臓器移植です。
 臓器移植を受けた方は、バリバリ仕事に復帰したり、学校で友達とわんぱくに遊んだり、旅行に行ったり、思いっきり運動に励んだりする方も多くいるのです。信じられますか?!

以前の"死"を待つ生活から解放された感動たるや、個人にしか語り得ない思いがあります。

 一方、臓器を提供する側からみた場合、臓器移植は臓器提供となります。事故や病気による脳障害などで入院した人に対して、救命が不可能であると診断された場合の終末期の選択肢の一つが、(脳死下/心停止下)臓器提供です。

 臓器移植における"提供"はすべて、善意により行われます。
 
 現在、日本では年間500件足らずの移植しか行われていません(平成31年/令和元年 脳死下/心停止下移植件数)。待機者の数と比較して、圧倒的に少ないのです。

 あなたがもし、臓器移植でしか回復が望めない状況になったら、どうしますか?
 あなたやあなたの大切な家族がもし、事故などで救命が不可能な状況になったら、どうしますか?

もしものときどうするか、ぜひあなたの大切な家族と、話し合ってください。

(各数値は日本臓器移植ネットワークより引用)


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